私がたいらですよって話。
ちょっと最近お国とか自治体への申請やらなんやらで1円にもならない仕事が続いてたんでついでに1円にもならない話綴ろうって話。
よっぽどイカした会社じゃなきゃ本人は上司を選べないわけなんですが、私の場合、前職で8人くらいかな?直属の上司が入れ替わったり自分が異動になったりしました。
今になって思うことが、当時感じていた上司に対する評価(というと勘違い野郎っぽいですが)と後になって思うことが全然違うんで、今上司との付き合い方で悩んでいる人や、逆に信頼し切ってる人にもちょっと読んでもらえると何かしら見方や考え方が変わるかと思うんで筆を執った次第です。
結論
タイトルの通りなんですが、
好き嫌いで言うと、嫌いな上司の方が自分を成長させてくれる機会を与えてくれ易い
いや、あくまで私の体験上の話であって、広く一般に通用するかどうかはわかりませんけど。少なくとも好きな上司の下で働いていた時よりも嫌いな上司の下で働いていた時の方が圧倒的な成長スピードだったなって確信してます。
好きだった上司たち

好きだった上司A
- よく世間話したりプライベートでも飲みに行くような仲
- 指示が明確で、言われてすぐに手を動かすことができた
- 資料作ったら修正点を赤入れしてくれた
素敵。理想的な上司じゃない。
まぁそうなんですよ。だから私も好きだったんです。でもね、今考えると私はこの上司の頭にあることを表現する駒でしかなかったわけです。プレーヤーである上司の素案を資料に落とすよう外注されてたイメージ。いや、社内なんですけどね。
そんなもんだろって言われそうですが、これだと全然自分の思考力や問題解決能力は培われません。この上司のやってたことはマネジメントではなくて自分が資料作る手間を省力化してただけなんですよね。上司が別の仕事してたんだったら組織としては問題ないです。
好きだった上司B
- 面倒見が良くて、私の送ろうとする社内メールまで事前確認させるよう求めてきた
- 失礼が無いよう、常々リスペクトを持って相手に接するよう説かれた
- 一般管理部門を敵に回さないよう立ち振る舞うことを教わった
これってただの保身なんですよね。私が怒られることして自分に流れ弾、管理責任が問われることのないようにしてただけ。
もちろん上記のようなマインドが間違っているとは思わないですし、納得した上で言うこと聞いてました。でも上司Aと同じで手かせ足かせが重た過ぎてやりがいのある業務にはなかなか取り組むことができませんでしたし、自分の考えを述べるのも上司の顔色を伺ってブレーキ踏んでました。
ちなみに、ちょっと脱線しますがイノベーティブなことしたければ自社の一般管理(総務、事務)とはある程度戦わないとダメだと思います。基本的に一般管理部門は穏便に当人達の任務を遂行すること以外無関心なんで。収入とか費用とか。一般管理の方読んでたらエラいすんません💦
嫌いだった上司たち

嫌いだった上司C
- なんにもしない
- 何が偉いのかよくわかんないけどいつも偉そうにしてる
- 仕事の振り方が乱暴
あっ・・・・
よくいるんじゃないでしょうか。当たり前のように役員にはヘコヘコ、これぞ中間管理職って揶揄されそうな人でした。
ポイントは「仕事の振り方が乱暴」ってとこです。ちょっと極端ですが、「このままだと上期予算500万未達だからなんか考えて」みたいな感じです。
しかも当時本部所属だったので店舗も無ければ何かしらを販売するプラットフォームもこれといって無い。で、無理くりなんかしら企画書を作ると「計画にムリがある」って突き返されたり、実は答えに近いアイデアを持っていてそっちに導かれたり。
そりゃやってる時はキツかったですよ。社内資料のための社内資料作るために穴掘っては埋めるみたいな感覚です。
これほど生産性のない仕事があってええんやろか・・・
ただ、会社にとってムダでも自分にとってはムダじゃなかった。どうしてもプレイヤーである限り経営層からの景色はなかなか見えないわけです。試行錯誤を繰り返して、企業としての目線に近づくことができました。と言ってもこれに気付いたのは後になってからですが。
嫌いだった上司D

- 持続性の無い単発の数値を作ることで社内評価を得ようとする
- 自分は相応の立場の人間だから「相談レベルには乗らないビーム」出してくる
- わけわからん出張だらけではぐれメタル張りにエンカウントしない
無理。ぜんぜん無理。
ですよね。ただ幸か不幸か上司Cの後だったので私の体には抗体が生成されていたのでそれはそれはグイグイいったりました。

ほんとこんな感じです。だって全然合わないんだもん。役員やクライアントに見せられるレベルの資料を何度も作り直すのはごめんだぜっつって。言いはしませんけど。
この上司からの評価はどーなってもいいから自分なりに本気出そう。
こんくらいの考えでした。で、たまたまなんですけど、結果としてこの上司からは見たことないくらいの高い通年評価を頂きました。
まとめ
今の上司が好きな方へ
良い上司、あなたに成長をもたらしてくれる上司は、必ずしも今のあなたが好きな上司、尊敬する上司と一致するとは限りません。
現状に甘んじることなく一度「自分が成長できているか」という尺度で環境を俯瞰的に見つめてみてください。冒頭に述べた通り自分の上司を選ぶことはできませんが、指示を待たずに先回りして課題を発見し、解決に向けて動きだすことであなたへの期待値が上がります。
チヤホヤされること、可愛がられることは時としてあなたの成長を妨げるということは肝に銘じておいてください。
(なーにをエラソーに。)
今の上司が嫌いな方へ
生理的に無理でも、時にメンタルをへし折られても、それはあなたにとって必要悪である可能性があります。上司が心からあなたの成長を望んでいるかどうかは別のところであなたを強くします。
いつまで今の上司が上司であり続けるかわからない不安はあるでしょうが、あなたの価値観上の「理想の上司」があなたの成長を加速させるかはわかりませんし、そもそも巡り合える確率の方が低いです。
(なんやどこぞの宗教か?)
もちろん心や体のバランスが取れないようでは元も子もないので我慢もほどほどにしてくださいね😀